ネガってもない

まっすぐ歩けない人間「インレイ」のエッセーです。

失意の段

我が家的に緊急事態が発生した。

青天の霹靂。

内容は書けないが、一大事過ぎて、ショックを受ける。

コロナ禍の影響を隠れ蓑に退職に至った事も、逆関節も、何でもかんでも一気に重なるのは、本当に勘弁してほしい…。

 

重なり過ぎて、失意しか無い。

今日は殆ど何も食べられなかった…水と、飲むヨーグルトと、炭酸水と、また水と…。

少し前に、口腔フレイル対策の為に、リハビリのつもりで独り語りを始めた。

口では笑っているが…心の中は苦しみばかりで、何も面白い事など話せない。

まぁ多分、グダグダな独り言しか言えないのは、貧相な語彙力とプレゼン能力が無いからだけど。

 

苦しいね。

何も書けない、何も話したく無い。

人と話しても…相手に対して薄ら笑いして心の中で「あ、ダメだ…」と早く会話を切り上げようとする。

声を出すのが、辛い。

自分のペースが、掴めない。

ダメだ…鬱の波に飲まれそうで、自分が怖い。

 

雨具の段

外に出たいのだが出られない。

天候が…いわゆる梅雨なので、雨が降ったり止んだり土砂降りになったり。

ちょっと位の雨なら…でも距離がちょっとでは無いので、濡れる量はかなりになる。

車を使わず歩いてスーパーへ行きたいのに…片道約4km、どうしたものか。

 

通勤の際、家を出る時は土砂降りで、日中は会社に缶詰になり、夜帰る頃には晴れているパターンが多かった。

長靴を履いて朝家を出ても、夜帰る時には雨はすっかり上がり、電車の中では「どこの田舎者?」という視線をよく浴びた。

勿論日中は社内用パンプスに履き替えていても…あのー、皆さん、濡れずに駅まで来れるような距離のお宅に住んでいらっしゃるんですかね…????????

一応それなりにお洒落長靴を用意しているのだが、そういう理由で履くタイミングを失っている。

 

長靴は…多分台風ど真ん中や大雪でしか履けないのではないかと、少し諦めがちになってきた…2足もあるのに…。

そこで活躍しているのは、ショートブーツ丈の長靴、レインブーツである。

足首より2cm位上までしか無いが、浅い水溜まりには十分だ。

外見がスニーカーに近く、長靴程気を使わずに履けるのも良い。

但し履き口は広いので、歩幅が広いとかかとの上部から雨粒が入る。

そして勿論、土砂降りの日は意味を成さない…脚を伝って履き口から雨が注ぎ込む。

あと見かけに騙されスニーカー感覚で履いてしまうと、長距離歩行には辛い…本来はゴム長を短くしただけなのだから、そりゃ重いさ…。

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台風の朝、傘ごと飛ばされて歩道橋から落ちた(通勤災害)経験から、100円のレインコートをカバンに入れるようになった。

夕方から大雪になって吹雪いた時は、大いに助かった。(そして早いうちにカプセルホテルを予約しておいたので帰宅難民にならずに済んだ)

距離的によく歩く人間なので、レインポンチョも購入してよく使っているが、先々週の土曜のような土砂降りでは歯が立たなかった。

レインスーツ、と言えば聞こえば良いけれど、雨合羽の上下…やっぱりこれに勝る物は無いのかな。

 

…で、結局今日は雲の様子を見ながら、「今だ!」と雨具ノー装備で飛び出した。

周遊コースで2時間45分、戻る頃には物凄く晴れていた。

手作りマスクをしたまま歩いたけれど…湿度で死にそうになったのは、また別の機会に書こう…。

逆関節の段

コレはマズイなと思ったのは、経験者だから。

何事も初動と経過観察が重要。

えぇ、またやりました、逆関節…。

 

ここで、年寄りに多い「怪我歴自慢」といきましょうか。

 

整形外科の門を叩いたのは、32歳が最初だったと記憶している。

朝起きたら、やたら右だか左だかの腰が痛い…歩けない訳では無いのだけれど。

コレは噂のギックリか?でも動けるし…整形外科のロマンスグレー医師には「湿布貼っといて」としか言われなかった。

次は平泳ぎ膝…苦手種目を頑張り過ぎて膝を傷め、「今後平泳ぎは一切禁止」と言われる。(←そのお陰か未だに平泳ぎは苦手なまま)

病院を変えて今度は左肘逆関節…練習でターンしながら壁に激突したものの2ヶ月放置した結果、「靭帯伸びちゃってるね〜」と言われ3週間の圧迫固定をしたまま舞台に出た。

スクワットのし過ぎて右股関節痛の時は、前回を反省して、1ヶ月の放置で通院に至った。

左ランナー膝で、遂に医師に匙を投げられる…「リハビリ方法教えて貰いなさい」と、現在の整骨院へ通う事になる。

そこからはもう何やら全身ガタガタな事に気付かされ、事有る毎に駆け込んでは数え切れないほど「あぁ〜」とため息をつかれている。

 

私は怠惰な人間だが、生き方として、普通の人よりセルフケアはかなり出来ている方だと自負している。

今の先生にも「普通の人よりは全然出来ている」と言われている。

でも今一歩コツが足りないのと、気をつけていてもストレスで台無しにしているらしい。

体の左側は、ストレスと因果関係があるそうだ…あぁ、クヨクヨ思い悩むタイプだからなぁ。

まぁ今までもそうだけど、骨に来ないだけ奇跡だよ、骨じゃ無いからこそ長引くってのもあるだろうけどさ。

 

そんな「経験者」の肘対策グッズ。

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断捨離で捨てずにおいて良かった…

弾性包帯は上手く巻けないので、一番簡単なのが100円ショップのサポーター。

ドラストで買ったサポーターより厚みがあるので、肘が適度に固定される。

ボルタレンを貼った上からサポーターをつけて整骨院へ行ったら、「包帯上手く巻けないならサポーターで良いですよ」と言われた…ほらね。

でも今日は気温が低いので、久し振りに包帯を巻いてみた。

あぁ、利き腕じゃなくて良かったよ…。

 

何にせよ、年齢が進んだら、初動と経過観察、本当に重要。

顔が洗えないのは地味に辛いです。

転倒の段

「またか」と言われそうですが。

昨日限りで、4月に就職した会社を辞めました。

 

お陰で昨日は帰宅後そのまま倒れるように眠ってしまった。

途中で電気を点けたままなのに気づいてリモコンぽちったけれど、その間3秒、再び爆睡。

今朝目覚めたのは5時。

なんて清々しい朝なのだろう…!

 

書ける範囲で書くと。

いわゆるブラックで、かつ社長のパワハラが酷かった。

ブルーカラーだから仕方無い、のレベルではない。

常にどこかからか社長の暴言が聞こえてきて、女性には出さないが男性には手も足も出す。

…「叱咤激励」という言葉は社会人の挨拶の中でよく出て来るが、叱咤と激励はそこそこの割合を保ちながら存在し、だからこそ人は成長する。

しかしながら件の会社は…叱咤が9割9分以上、激励が1分もあるかどうか…多分限りなくゼロに近い。

そして叱咤ほど社会的レベルは保っていない暴言達…「罵詈雑言」の域だった。

…昨年一年で10人が辞めて、3月に入った1人も1日で辞めたらしい…そりゃそうだ、このままだと精神砕けるよ…。

そんな暴君社長に比べ残った社員達は皆とても穏やかだったが…我慢の結果麻痺しているのだと思われる…休職規定で長期離脱をする人間と復活する人間が出たり入ったり頻発していたから。

 

そういうワケで、これ以上心を痛めたく無い私はとっとと逃げました。

無職再び、まぁ仕方ない、次を探そう。

でも、あまりにも天気が良いので、筆ペンで書いた退職届を速達で送った後、昼過ぎから3時間近く、川っぷちで滑走に挑んで来た!

ひきこもり中も快晴の日はあったけれど、「休業」という縛りで身動きが取れなかったので、一人で日中に出歩けるこの自由ったら…。

3時間、ノロノロと休みながらではあっても意外と滑れるもので…トータル4回の転倒は、初めてにしてはまずまずではないかと思う。

プロテクターをして前に転ぶ練習をしたつもりなのに、意外と前に転ぶのって難しい。

ふとした重心のブレが原因のようで、何故か左にばかり転んでしまう。

元々の怪我も左側ばかりだし、左はどうやらストレスと関連があるらしい。

…人生の転倒も何回目かな…転倒しても心まで砕けないようにしないとね。

滑走の段

心身共に疲れ果てて、体調がすこぶるよろしくない。

とは言え今こうして起き上がってキーボードを叩いているじゃないか〜とか、言われてもその通りとしか返せない。

まぁその、キーボードを叩けるまで回復するのに時間が掛かったワケで。

自分以外にここまでのプロセスを知っている人はいないから、何とでも言えるのだ。

…でも本当に、家の階段を上れなくなる日が来るなんて、考えたこともなかったよ…。

 

体力の低下は否めない、と言うか顕著過ぎて自分でも引いてしまうほど。

心的な問題と体調不良は想定していなかったけれど…以前から考えていた事を、実行する日が、とうとう来た。

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買ってやったぜ、と言うか滑る事が最終目的だけれど、とにかく購入するというステップは果たしたぜ。

購入に際し、全く甘く見ていたもので…この時期に来店→予約制なのを知らず1時間半待たされる→品定めに1時間半掛かる→およそ6kg超の大きな荷物を持って小川町から秋葉原まで歩く→その後の電車も苦労する…と、体調不良を全く無視する暴挙に出た。

言わずもがな、帰宅後はほぼ全く動けなかった。

 

一晩寝て今日、やはり回復に時間は掛かったけれど、歩くだけなら大丈夫だろうと踏んで。

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日焼け止めを顔だけに塗って、16時過ぎにTシャツとハーパンで外に出た。

練習場所のロケハンで数kmをただ往復しただけなのだが、天気の良さに心癒される。

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…心癒されるけど、遮る物が何も無いので、風はモロに受ける。

だから、自力で走る事に挫折した…真冬の北風で既に心はポッキリ折れていたのだ。

 

あれから約半年、欲しいけれど無職の身には贅沢すぎる…と、再就職をしたら買う事に決めていた。

やっと買えた…でももう梅雨も真夏もすぐ近い。

自分の道も真っ直ぐ歩けない私が、この先本当に滑走に成功するのだろうか…。

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勿論プロテクターも買ったぞ。

転倒前提だから、コンタクトで行かないとな!

ラジオの段

ラジオが好き。

テレビは殆ど見ない。

子供の頃から、朝から夜まで、隙さえあればラジオを聴いている。

ラジオは、私にとっての情報源であり、清涼剤であり、生活に無くてはならない…空気のように自然で必然な物なのだ。

 

だから引きこもり中もとにかくラジオを聴いていたのだけれど、長く聴き過ぎたせいか、かなりイラッとする瞬間も増えた。

おかしいなぁ、あんなに大好きだったのに…いや今も大好きなのだけど、耳心地が悪くてチューニングをしょっ中変える。

番組パーソナリティに違いがあるのはよくわかる、けれど、所謂「局アナ」に、かなり偏りと言うか法則性を感じるのだ。

そこで、密かに勝手に、評してみる。

 

意見には個人差がございます。

会社名をそのまま書くのはサスガにアレかと思われるので、コールサインにて。

 

AK

やはりニュースならココ、トーンも一定しているし、スピードも早過ぎず遅過ぎず、とにかく聴き取りやすい。

最近はバラエティもこなせるアナウンサーが増えたので、堅い軸はしっかりあるけれど、肩の力を入れ過ぎずに聞き流せる、流石の貫禄。

但し、若手は少し不安が残る…働き方や流行を取り入れようとしているのだろうけれど、少し突っ走り気味。

 

KR

バラエティも一流、ニュースも一流。

テレビも兼務しているだけあって、原稿読みは本当に安心して聴ける。

でも、お金がある局だけに、意外とアナウンサーが長時間話している番組は少ないかも。

だからこそ、メインに寄り添って的確な合いの手が入れられるのだろうけど。

 

QR

子供の頃から私のメインはココ…なのだけれど…。

部長と次長は、型破りながらも、相当頑張っている。

中堅もかなり検討している。

なのに…若手はどうしてグチャグチャなのか。

せめてニュース原稿はちゃんと読めないと、特に時事問題。

部長に次長に中堅の皆さん、頼むから下っ端の教育をちゃんとやってあげて下さい。

そして、「僕はイケメンです」やら「先輩〜イケメンです〜」な後輩やらは、ラジオ局ではなくテレビ局へ行け…本当に聞き苦しい。

2月に亡くなった日本の宝のようなスポーツアナは、もう出ないのだろうか…。

 

LF

ヤンパラは聴いていたのだけれど、その後は面倒になってあまり聴いていなかった。

最近久し振りにチューニングを合わせたら…遅いのなんのって、テンポが。

ニュース遅過ぎ、バラエティは媚び売り過ぎ、ちょっとちょっと〜全部お笑いの人達にメイン任せて、アナウンサーは5分ニュースさえ読めれば良いってな考えなのでしょうか?

他局と違って、若手の方がその辺は頑張る姿勢が見られるような気がする。

 

RF

位置的な問題で、AMポケットラジオでもなかなか受信できず…radiko様様。

殆どがパーソナリティーの音楽番組なので、アナウンサーが出るのはそれこそ5分間のスポットニュースばかり。

手短にトーン一定に、とても聴きやすい。

バラエティをこなせるのは一人だけか…頑張れ。

 

最近よく聴くのは、それ位。

外出時はワイドFM対応のポケットラジオか、スマートフォンアプリのらじるらじる。

家にいる時はAMポケットラジオかパソコンでradiko

13年前に買ったオーディオコンポは、どうもアンテナの位置が悪く、KRとQR以外はどうも受信が難しい。

本来のFMは、昔はよく聴いていたけれど、何だかスカした感じの喋り手に耐えられなくなって、殆ど聴かなくなってしまった。

 

渡仏中も、テレビは無くてもラジオだけは死守した。

1〜2分でフランス全土の天気予報を捲し立てるので、相当の集中力をもって聴いていた。

だから今でも、ネットでフランスのラジオ番組をそのまま聴いて理解できる。

有り難や有り難や、でも英語は興味ないからAFN聴かないけどな!w

テレビだと、口の形を見ながら勉強できるのにねぇ〜と言われたな…話力を鍛えるなら、確かにそちらの方が良いかもね。

でも、ラジオでニュースと天気予報の5分間集中も、語学の勉強法として大変オススメです。

未だに、ちょっと気分転換にネットでFranceInter、聴いてます。

 

あ、「聞く」と「聴く」の違いは。

前者は意識しなくても耳に入ってくる、後者はこちらが意識して耳を傾ける。

そういう使い分けをしている。

だからQRの「聞き苦しい」は、意識して耳を傾けたくならずに勝手に耳に入ってくるのにとても不愉快な気分になる、という意味。

 

今日は長いし辛口だ〜。

闇と病みの段

更新頻度が落ちているのは、心身共に疲れているから。

朝05:45に起きて夜23:45に電気を消せれば許容範囲。

でもいつも04時頃には意識が戻ってしまいひたすら目を閉じているだけで不毛な時間を過ごしてしまうのだけれど、これは年のせい?

 

病気に罹患して人が死ぬのは、それは仕方が無い。

地理や歴史や生物や、昔学校で習った授業をちょっとでも思い出せば納得がいくし、諦めもつく。

長く書くとまとまらないけれど、とにかくこれだけは言える。

病気に立ち向かって解決策を見つけてくださる皆様、本当に有り難うございます。

 

でも病気と違って、人間関係や社会環境に対しての無理が祟って死んでしまうのは、もっとどうにかならないものかと思うのよ。

心の闇、精神の病み。

薬を飲んでも1が0になるような闇は、とても少ない。

対人、対社会だから、自分が薬を飲むだけではどうにもならないのだよ。

 

かと言って、その無理を誰かに打ち明けたり(所謂「愚痴ったり」)書き出したりしても、聞かされる方や読まされる方は、「めんどくせえ」と不快な気分にしかならないのもわかってる。

わかっているから、私は言わないし書かない。

言ったとしても書いたとしても、ズッコケ風に茶化して自虐にする。

「ネガってもない」というタイトルには、そんな背景がある…ネガティブなのだけど、他人を不快にさせないように「〜というワケでもない」と、茶化して締めるカンジ。

…暴言に近いような愚痴を吐き出して受け手を不快な気分にさせて「あースッキリした」なんて言ってしまうような輩に、私はなりたくない。

散々やられて来た側なので、そこだけは拘りがある。

 

けどねぇ、正直、闇は深く濃くなるし苦しくなる一方だよねぇ。

なるべく闇深くならないように、関わらないように避けるようにはしているのだけれど。

逃げたくもなるよねぇ。

最近自ら旅立った方も、もうそれしか逃げる場所が無くなってしまったんだろうなって思うよ。

あぁ、真正面から受け止め続けて、頑張ったねぇ、辛かったねぇ。

私も正直もう逃げたいよ…病み過ぎて薬が効かなくなって来たから。w