水筒の段
生粋のズボラ且つ嗜好性の欠如から、私は普段からコーヒーやお茶をあまり飲まない。
蛇口を捻って出てくる水道水で十分体に染み入るし、「沸かす」という一手間を加えた白湯なんて最高だと思って飲んでいる。
けれどこの冬の気温では何とも、水道水は氷水のごとく、沸かした湯も冷めるのの早い事…沸かす回数が増えるのも不経済…。
なので、昔使っていた水筒を引っ張り出すことにした。
買ったのは14年位前なので今となっては旧式だが、保温機能に変わりは無いし家にいる分には大きさも気にならない。
折角なので三角バッグのはと麦茶をピッチャーで作り、半分を水筒にいれて保存、ピッチャーの分を飲み切った後に水筒で保温した分を飲む。
「沸かす」「(ティーバッグを)入れる&出す」「洗う」の手間はあっても、まぁなかなか快適に水分補給が出来るじゃないか。
…断捨離の勢いに乗って捨てずにおいて、良かった…。
実は水筒は他にいくつも持っている。
よりスリムでコンパクトなステンレスボトル、直飲みスポーツ用で折り畳めるシリコン製…言い訳がましいけれど用途に合わせて使い分けるので仕方無し。
最初のうちは気を遣ってティーバッグなどを入れていたが、先に述べたように「手間」なので、結局は水or白湯を持ち歩き、飲み終えたら水道水を入れて飲み続ける。
素朴な疑問…マイボトルを持ち歩く方々は、最初に入れたお茶やコーヒーを飲み終えた後どうしているのだろう…そのまま終了?それとも給湯室でコーヒーなどを再び作り入れるのか?
既に鬼籍だが、親戚連中のごく一部に「コーヒーなんて泥水と同じ」と言い切る一派がいた。
戦中育ちだからか、それとも単なる嗜好の違いか…コーヒーは嫌いでもココアは好きだったよなあの人達…何故ならココアには砂糖を入れる、イコール甘い物、スイーツの代わりなのだ。
私もココアは好きだけど、「糖分の入った物」は水筒を傷める原因になるので入れてはいけません…。