ネガってもない

まっすぐ歩けない人間「インレイ」のエッセーです。

カバンの段

直近2年程の間に、リュックサック(バックパック)を5個買っている。

それまでは大抵ショルダーバッグで、何かと詰め込みパンパンになった状態で左右どちらかの肩に引っ掛けていた。

高級ブランドではないけれど「お気に入りのカバン」が存在して、ボロボロになったら同じ物を再び買う…これを何度か繰り返していた。

なのに、今やすっかりリュック人間になってしまった。

 

数年前、安物ファッションリュックで出掛けた日。

安物過ぎて自然にファスナーが開いてしまい、その日一日中背中を気にしていた。

「あなた、ファスナーの閉じ位置を変えなさい」と親切な人に注意され、「ファッション重視品はもうやめよう」と思ったのだけれど。

その時は「まぁ通常はショルダーだしな」と信じ込んでいたのよね。

 

日帰り登山に誘われて、急遽ネットで探したお気軽格安ハイキング用リュックサック。

最初は「ファスナーさえちゃんと閉まれば」としか思わなかったのに、想定以上に使い勝手が良く、それがリュック派への第一歩だった。

ビジネスライクでユニセックスなデザインのリュックを、通勤用に買った。

もっと大きめサイズでアクティブに動けると便利だな…トレランメーカーのリュックを買い足した。

スケートの収納と遠征を考慮し、ブーツリュックなる巨大な箱型リュックも買った。

そしてトレランメーカー品(高機能高額商品)を普段使いするのに気が引けて、ペラペラの激安折り畳み式リュックを普段使い用に、最近切り替えたのだ。

 

大は小を兼ねても、小は小のまま…カバンは用途と利便性を考えて使い分けた方が良い。

最初のお気軽ハイクリュックは、滑走中に毎度背負っているので、もしかしたら近隣住民に覚えられているかもしれない…ネオングリーンは目立つので。

但し全てをリュック行動にするのは無茶があるので、昔のショルダーバッグも残してあるし、最近ボディバッグを一つ買った。

…色気よりも実用性を重視する年になったものよ…。

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