ネガってもない

まっすぐ歩けない人間「インレイ」のエッセーです。

マスクの段

世界中が大変な時代となってしまい、今まで当たり前の様に手にしていた物が枯渇してしまう事態となった。

それは、使い捨てのマスク。

運良く、店頭から消える1週間程前、出がけにマスクを忘れて「数枚入りパックよりもコスパ高いし箱入りで良いかな、いずれ使うし」と一箱買っていた。

更に運の良さは続き、以前小さめ小顔用サイズを買って「失敗…」(←私はデカ顔)と思い眠らせていたマスクを発見。

一応、自分一人の分で言えば在庫は何とか足りている。

 

 

でも正直、ここまで枯渇と高騰が続くとは思っていなかったので、これまでの「1日1枚使い捨て生活」は勿体無かったなと、少し反省をしている。

なので4月に入った頃からは、帰宅後は洗面所へ直行、ハンドソープで手とマスクをザブザブ洗うスタイルに変わった。

本当は推奨されていないけれど、「自分から飛沫を飛ばさない」という意味でなら、ケバケバになって肌荒れを起こす程までボロボロにならなければ、マスクの洗濯再利用は有効だと思う。

5分間煮沸消毒や台所用漂白剤に浸ける方が効き目があるらしいが…雑な私は力技に頼る。

 

そんな感じで外に出る時は貴重な使い捨てマスクを使っていたけれど、休業要請の為自宅待機している現在としては、むやみに在庫を失いたくない。

なので、近所のスーパーや郵便局へ行く時は、自作の布マスクを着用している。

…この約2ヶ月間で、20枚近く作った…数枚は知人や家族に渡したし失敗作も勿論含まれるけれど、商売では無いにも拘らず我ながら結構な数だと思う。

「無い物は買え」よりも「無い物は作れ」、それでもダメなら「諦めろ」という世代の人間はしぶといのだ。

但し全国的に「無い物は作れ」を実践する人が増えたようで、今では生地どころか糸までもが品切れ状態らしい。

本気で逼迫したら…着古したTシャツをバラして余っている反対色の糸を使って作るしかない…でもそろそろ手作りに飽きて来ているし、使い捨てマスクの流通も復調の兆しを見せているので、そこまでは至らずに済みそうだ。

 

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最初は無料型紙をダウンロードしながら作っていたけれど、もっと自分サイズに作ってみようと、型紙を自分で起こすまでになった。

コレはまだ途中段階の型紙で作った物…ここから2回改良した物が一番良い出来なのだけれど、もう縫うの飽きたぞよ…。